河底0メートル

いわれてみれば、たしかにきこえる

住み替える家1

マンションを売って家を買います

「売りました」、というか「売れました」という方がより近いかとも思った、マンション売却。

すっかりご無沙汰のはてなブログですが、自分のローン借り換えの時の記事を見て、やっぱり記録しておくと見返した時に色々思い出して便利かも、と思い立ちました。

今の状況

2016年5月現在、茶色のぶっといファイルが2つあります。一つがマンション売却、もう一つが中古物件購入の売買契約書が挟まれています。

中古物件の決済は7月14日、そしてマンション引き渡し期限は7月19日です。中古物件はリノベーションを行うので、直ぐに入ることができません。その為、マンションを引渡す為6月中に一度賃貸へ引越を行い、リノベーションが終わると思われる2月末あたりに再度引っ越すというスケジュールとなっております。

今考えると、最初に中古物件を見に行ったのが2016年11月19日だったので、半年近くで売却して購入という目まぐるしさ。

途中、マンションがなかなか売れる気配がなく、売り出し価格をどんどん下げていったり、気に入った土地を買うと言った翌日に良い物件が出たので断りの電話をいれたりと、けっこう綱渡りのような感じでした

 

今言える教訓

今の時代「マンションを売る」「家を買う」となると、皆とりあえずネットで調べると思います。

 

売却だと仲介業者を選ぶ事から始まると思いますが、ネットの情報に加えて毎週のように入ってくるダイレクトメールもありますし、同じマンション内のオープンハウスなど、今まで見ているようで見ていなかったものが気になったりしました。

 

購入もスーモやホームズを日がな一日チェックするだけでも大変な量ですし、大量にある不動産会社のネットのページにもスーモ等に載っていない情報があるので、そこまで追い出すと検索だけで一日終わってしまうこともありました。

しかし私の場合、あれだけネットで調べたのに、結局売却も購入も同じ不動産会社の同じ担当者で終わりました。ワンストップサービスか、という感じ。ついでにいうと賃貸も同じ不動産会社にお願いして探してもらっています。流石に賃貸は担当者は違いますが。

 

売却も購入もほぼ決まった今、自分に言えるのはこの事です

中古物件に関しては、ネットの情報は古い

まずネットに出ている時点で、それは既に他の人に紹介されて全て断られた物件です。

流れとしては良い物件はまず自社の顧客に紹介され、その後にネットに情報が流れます。

もちろんレインズには登録されますが、その前に「あの人なら買うだろう」という人たちに打診されています。その時点で買う意思がある人がいれば、レインズに登録されたとしても買い付けが入っていると言う事で問い合わせがあってもその時点で断られます。

抱えている顧客で反響がなければ、次にネットに流れるという手順になります。

つまり、良い物件がネットに出る事はまれで、大概はその前に客が見つかっていると思われます。逆に言うとネットに出ているものは、自分の所の顧客が買わなかった物件です。

ひところ「両手取引」といって、売主も買主も自社の顧客だけに囲い込んで他業者から問い合わせが来ても断る、という事があり、要は売主が不利になるという事があるので良くないとされているのですが、買主側に立ってみると良い物件があったらまず顧客である自分に紹介してくれないと、顧客である意味が全く無いという感じです。

 

逆に物件が直ぐにネットに載るのであれば、購入者は掲載した仲介業者に連絡すればよいだけなので仲介業者の意味がなくなっては来るのかな、とは思いますが、現状はそうなっていないようです。Yahooの「おうちダイレクト」はそのあたりを狙っているのかなとも思いますが、現状あまりうまく行っている様子はありません。

 

実際に私が売却したマンションも、「顧客への紹介→自社HPへの掲載→チラシ掲載→ホームズやスーモへの掲載」という順番でした。買う側にすれば仲介業者の顧客であればいち早く情報が得られるという事ですし、実際売却が決まったのは一度内覧に来たのですが価格が高くて見送られていた方が、仲介業者から値下げの連絡を受けて決まったという経緯があります。

 

つらつらと書きましたが、不動産に関しては現状「ネットであれこれ調べるよりも仲介業者の顧客になっておけ」という事です。あくまで個人的な意見ですが。