河底0メートル

いわれてみれば、たしかにきこえる

住み替える家9

値段を下げて内覧や問い合わせは増えるものの、具体的に進む話はなかなか無く、若干内覧慣れというか、内覧疲れというか、マンネリ化してきた感じもしていました

そんな中、内覧に来られたカップル。後ほど聞くと男性は銀行員だったらしいのですが、「もともとの購入値段を知っているが、価格が高いんじゃないか」というような話をされました

まあ、それはそうですよ。ボランティアじゃないんで、次を買う為売り急いでいるとはいえ、買った時安いから安く渡す必要もなく、そもそもそう言うのなら自分で買っておけば良かったんじゃないですかね、という感じにしかなりません

マンションに限らないですが「もともと安いものを高く売る」という行為に対して、厳しい見方をする人がいます。たしかに「転売」や「ダフ屋」は自分も嫌悪感をおぼえるのですが、これが株や投資信託となると嫌悪感がすっかり抜けるのは、市場が成熟していて売り手と買い手が見えづらいからなんでしょうか?

 

また株や信託の場合どこから買っても同じものですが、不動産は1つしかない、という違いもありますし、自分が支払って儲ける相手が目の前にいると嫉妬するのかな、とも思ったりします

 

「ヴィンテージマンション」なんて言い方もあるようですが、マンションも美術品みたいな感じで捉えるとまた違う印象なのかな、とも妄想したり

マザーズオークション」なんてのもありましたね。失敗したみたいですけど。

 

とにかくひとつだけ言えるのは、元の価格を知っていたとしても、売主に伝えたところで良いことはひとつもない上に、悪感情を持たせる事で態度が硬化してしまうかもしれないと言う事です

とはいえ買値より売値が高くなるなんて、ほんの一握りなので、あんまり気にしなくても良いでしょうけども